Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

育児期の共働き夫婦のワークバランス

第一生命経済研究所のライフデザインレポートに表記のようなレポートがあった(http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/ldi/note/notes0507.pdf)。


内容は育児期の共働き夫婦における家事育児と仕事のバランスに関する調査に関するもの。例えば,平日の平均家事育児時間は,父1.6時間,母5.7時間で,母の分担割合は77%などと出ている。


家事育児時間に何を含めるか,という定義にもよるが,忙しいサラリーマンであれば1日1.6時間ですら厳しいのではないか。その一方で,仕事をしながら5.7時間も家事育児時間を確保している母は,当然その分自由時間はなくなってしまう。


今の自分は学生という身分だけに,さすがに働く父と同じ時間ではまずいが,保育園の送り迎え,食事の準備,後片付け,洗濯などなどをあわせても1日3〜4時間がいいとこではないか。夏休み中はこの数字が上昇するとしても,試験前は減るから,1日5.7時間というのはかなり大変な数字である。


その他に,当レポートでは,「仕事が忙しくて家事をする元気がない」など仕事を理由に家庭に負担を感じるWFC(ワークファミリーコンフリクト)と,「子どもとすごす時間のために思うように働けない」など家庭の負担が仕事へ影響するFWC(ファミリーワークコンフリクト)に関する調査結果も示されている。それによると,WFCを感じる家庭は比較的多いが,FWCを感じる割合は低いようだ。


これも今の自分に照らして考えると,SFC(スタディファミリーコンフリクト)も,FSC(ファミリースタディコンフリクト)もそれなりにあるかもしれない。