5日というのはあっという間に過ぎた。この5日間,勉強に集中していれば得られたであろう成果と,実務を経験することによって得たモチベーションを比較衡量するというのは難しいが,自分としてはよい気分転換だったし,多少ではあるが,試験に向けてもプラスになる知識や考え方も身についた。
短期間だったということもあり,食べやすい手ごろな大きさの案件を多数やらせてもらった。刑事系の案件や訴訟に関する作業はなかったが,商法,民法,労働法,その他幅広い分野の作業に触れることができた。
また,契約書レビューなどはかつて仕事上経験せざるをえない場面もあったが,やはり法律事務所の看板でやる場合は重みが違う。クライアントはたまたまかつて仕事で関係が深かった業種が多かったので,契約書や,先方からの質問を通して,その先で行われようとしてることの背景や意図が見えてきて楽しい。ときにはクライアントに知り合いがいたりすることも。
自分より若い人が多い事務所だし,期間も限られていたから,遠慮せずにぶっちゃけた質問をたくさん投げるよう心がけた。
- ロースクールについて現役の弁護士はどう思っているのか?
- ホントは弁護士はどれぐらい儲かってるのか?
- どんどん法曹が誕生したらやっぱり供給過多になるのではないか?
- 大手渉外(or町弁)に行っておくべきだったと後悔したのではないか?
- ちゃんと自分の力で仕事を取れるようになるのか?
などなど。こうした質問にもざっくばらんに答えてもらえた。
さて,これからは勉強もしなければならないし,[子育て]ネタもそろそろ再開しよう。