＃前回の続き
このような寝耳に水の値上げ話は，わが家だけでなく，通常の経済感覚をもった家庭では大問題となる。たまたま，奥さん連中の集まりで，うちが本部宛にレターを書いたことを伝え，その内容を見てもらったところ，趣旨に熱烈に賛同していただける方が多かった。
「これは，みなさんに読んでいただいて趣旨に同意してもらえる人から署名をもらって，集団で園に説明を求めましょう」
ということになったらしい。一方で，園側から再度連絡があり，園長から保護者宛に１週間後に説明会が開かれることになった。保護者からの賛同を得るまでの期間は短い。しかも，連絡網が整備されていない中で，短期間で話をまとめるのは大変。結局，60部レターを用意して，折って封筒に詰めて糊付けして・・という面倒な作業を夜中にやることになった。
配布するのは，園に頼むしかない。園にお願いして，一部ずつ迎えに来た保護者の方に渡してもらうよう，託して置いていった。
ところが，その日夕方に園に行くと，一部も減ってない。「本部と話したところ，そのようなものは配れない，と言われまして・・」と言われた。思わず暴れそうになったのだが，もう少し話のわかる人に説明して，任意で持っていってもらう形式で配布することにした。
結局，日があまりなく，配布も回収も不十分なまま，説明会当日を迎えることになったが，当日の朝，入り口に大きな張り紙があった。
来年度からの保育料の改定は凍結いたします。なお，再来年度からは予定通り実施します。本日，18:30からの説明会は予定通り執り行います。
（つづく）
