Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

男親による子ども話

最近は周りにパパが少ないので,子育て話をすることはあまりないが,働いていた頃,ランチのときや,飲み会の席などで,「うちの子は〜」みたいな話題がよく出た。その頃は意識していなかったが,父親が子どもの話(特に3歳未満ぐらいの子の話)を外でするときのパターンはだいたい似ている。


まるでロールプレイングゲームのレベルが上がったかのように,「6ヶ月だけど,つかまり立ちができる」「スプーンもロクに使えないのに箸で黒豆をつまんでたべる」といった話が中心だ。子どものいない同席者にとっては実につまらない話だったに違いない。


なぜ今になってそんなことが気になったかというと,一般的に母親は外ではあんまりそういうことはしゃべってなさそうだからだ。その理由は,勝手な想像だが,毎日いっしょにいると成長の早い遅いは気になるだけに,他人の前で「成長の早い,遅い」を意識させるようなことを言うのを控えているのかもしれない。それとも,もっと話したいこと(とくにガス抜き)があるからなのかもしれない。父親の観点からすると,子どもと接する時間が短いから,「立った」「歩いた」といった外見上顕著な事実ぐらいしか変化に気づかないから,外での話題も限られるのかもしれない。


理由はどうでもよいが,いずれにせよ「子どもの話」は父親たちから聞くよりも,母親たちから聞いたほうがおもしろい。