Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

アマゾンで売る

多くの法科大学院生が感じていることだと思うが,教科書,判例集,六法,問題集・・などを買っていくと,経済的に非常にしんどい。入学してから1年経とうとしているが,これまでの書籍代は20万円を超えている。


その点,Amazon.co.jpマーケットプレイスにはよく助けられる。新品でなくてもよさそうなものは,できるだけここで調達する。ただし,生協だと1割引だし,送料負担も考慮すると,半額ぐらいじゃないとメリットは薄い。これまでも,模範六法(1年古いもの),山口刑法総論,民法判例集(百選じゃないやつ)などを買った。


さらに,自らも出品することによって軍資金を稼ぐことができないかな,と考えた。これまで読んだビジネス書などは,「また読むかも」と思ったりするし,少し古いと価値がなくなったりするので,なかなか中古で売るのに適さない。


しかし法律の入門書などは,ちゃんとした教科書を買えば内容はカバーしているし,わりと普遍的な内容だから,5年ぐらい前のものでも十分通用する。というわけで,手放すのも惜しくないし,春という季節は,入門書の需要は高いと思われる。


そこで,日本評論社伊藤真の入門シリーズを中心に,何冊か出してみたら,かなりいい値段ですぐに売れた。ブックオフなどに持っていったら,おそらく定価の1〜2割ぐらいでしか買い取ってもらえないと思うが,ここでは5〜7割の強気の価格設定をしても買っていただけた。4月からの教科書2,3冊分は稼げたと思う。なかにはマーケットプレイスで買った本で,買ったときとほとんど同じ値段にしても売れたものもある。


もっとも,最近ではこうした入門書は買うのではなく,図書館で借りるようにしている。本格的な教科書を読む前に,図書館で借りた入門書にザッと目を通すとだいぶ違うし,だいたい1回読めば二度とは読まないし。