Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

子どもの体温調節

子どもはまだ体温調節機能が発達しておらず,変温動物なのか,と思わせるときがある。

先日,朝,少し熱を出した(37.0度ぐらい)のだが,元気だったこともあり,そのまま保育園に預けたところ,昼過ぎに園から留守電が入っていた。
「お昼過ぎに38度ちょっとまであがりました」


うちが預けている園は,東京都認証保育園で,比較的融通が利く。だから,「絶対迎えに来ないと困ります」という感じではない。今は試験前で自宅で勉強していたところだったから,迎えにいけないこともない。でも,子どもを家に連れてきたら,勉強どころではないし。だからといって熱が出た子どもを預けっぱなしというのも・・・


などと,考えながら,園に電話を入れる。


「今,お昼寝中ですよね,では起きる頃,15:00ぐらいに迎えにあがります」


急いで15:00までにできるだけ勉強を進ませて,迎えにいったところ,保育士さんが少しバツ悪そうに出てきた。


「今,測ってみたら36.6度なんです。下がっちゃったみたいですが,どうしますか?」
「あ,じゃあ今,忙しいところなんで,また夕方来ます。よろしくお願いします。」


子どもの顔を見ずに家へ帰ってきた。園までは無駄足だったかもしれないが,熱も下がり,私も時間が取れて,結果的によかった。その日の夕方,迎えに行ったら,保育士さんが


「午前中,英語のクラスをやってた部屋が,ものすごく日当たりがよくって,部屋から出てきたら顔が真っ赤だったんですね。それで測ったら38度あったんです。もしかしたら,部屋が熱かったから体温が上がっちゃったのかもしれません・・」


と話してくれた。なるほど,それで,そのあと普通の部屋で昼寝したら下がったというわけか。子どもの体温調節はまだまだ未発達とは聞いていたが,簡単に1度も上がったり下がったりするのでは大変だ。